釧路は霧の町
 これは釧路駅の近くにある古めかしい鉄塔、
よく見ると鉄塔の下の建物には食堂が一軒、それに・・・
国鉄労働組合、つまり国労の看板が
なんか惹かれる鉄塔でした。
釧路では米町近くの民宿「休坂」のカレー食堂の「黒魔術」で
スープカレーを食べました。
翌朝は地元で大人気の「鮭番屋」で
サケイクラどんぶり!
うははは。

でも町は道東名物の霧
そんななか、ラコ色のキハ40・777が走ってきました。
これは太平洋石炭販売輸送臨港線、いまでは日本唯一になった石炭貨物列車が走る専用線。
かつての太平洋炭鉱専用線で、
国鉄東釧路駅にも接続し、旅客営業もしていた鉄道でした。
現在は太平洋炭鉱を縮小して引き継いだ
釧路コールマインの選炭工場から知人岬の石炭貯炭場まで4kmを結んでいます。
現在操業中の坑道堀り炭鉱としては唯一のヤマですが、
その目的は採炭技術の維持と教育のためで、おもに外国人技術者に教えているそうです。
現在年間55万トンほどを採掘、かなり優良炭が出るとか
偶然、運転に遭遇しましたが、なかなか走っているのが見られない鉄道です。
釧路市街地の春採湖の近くに大きな選炭工場があって、
市街地をごつい石炭列車が走っています。
町の人にとってはごく普通の風景のようですが
まるで外国に来たような気がしました。

東川町
 旭川に近い東川町の
写真家、飯塚達央さんの新しいスタジオにお邪魔
暗室ランプや
引き伸ばし機など
銀塩写真時代のオブジェがあちこちにあって
かつての写真学生にとってはたまらない一軒家でした。

ところで、その東川町の「ひがしかわ郷土館」をなにげなく訪ねたところ
なんと旭川電気軌道生き残りの
モハ101が現存していました。この電車は1973年まで、旭川市内からこの東川まで走っていた電車で、1949年(昭和24)年に製造された半鋼製ボギー車。
こんな建物の中にあるため、一般にはあまり知られていないようです。
そんな日本最北の電車には
こんな広告も残っていました。
「旭友ストアー」いい感じです。
ちょっとご無沙汰でした

 パソコンのトラブルで一ヶ月半ほどストップしていました。
ま、半分は怠けていたんだけど
さて、最近行ったところは
大阪の交通科学博物館、
あの神田にあった交通博物館の姉妹館らしく
すこしカビくさい展示がたまらなく、ゆっくりと堪能できました。
かなり閉館した交通博物館から展示品が移ってきているようです。
このでっかい「国鉄」のファンネルマークはもちろん青函連絡船
お台場の「船の科学館」に係留展示されている羊蹄丸のものです、
館内にはかつての青森駅も再現されていました。
神奈川新聞の連載ではこの「二ケ領用水と南武線」と
平塚の「新幹線実験線伝説」それに
横浜の「黄金町高架下」を取材

その間にも高校野球神奈川大会、県予選に行ったり

新雑誌の取材で小田急ロマンスカーの撮影や

山形鉄道フラワー長井線、長井駅を訪ねたりしていました。

また、仲間と横須賀を散歩。
ここは記念館三笠と「軍艦マーチ」の碑

ここ数日は大磯の「カフェぶらっと」(7月20日〜)と
平塚「Little Payty」(7月21〜27日)で開催する仕事仲間の小野寺光子さんのイラスト展
「タビノカケラ」のちょっとしたお手伝い。
そんなこんなで、明日から北国です。

帰ったらもう8月ですね。

5月はほとんど葉山芸術祭

毎年、4月末から5月中旬にかけて開催される葉山芸術祭。葉山から大磯まで、あっちこっちで期間限定のギャラリーやカフェが出現して、これが面白い。

以前、グアテマラのコーヒーの取材でお世話になった「松っちゃん」が、葉山の自宅で三日間限定のグアテマラ食堂を開いていました。
そういえば、松っちゃんのクルマがグアテマラの「山賊が出る」という峠で、エンストしそうになったときは恐かったなあ。
これは「タパード」というココナッツ煮、かなりうまいです。
これは大磯のtanetane工房
古い文化住宅が、これも期間限定のお店&ギャラリーに。

さて5月のお仕事は
JTB大型時刻表6月号の連載「駅旅本線」は、スペシャル編で一畑電車を特集しました。

雑誌「ノジュール」では、「鉄道でつなぐ山陽3県B級グルメ旅」というのん気な企画。これは広島県呉市広の「肉玉ライス」、高校生のカロリー源だとか。

JCBカード会員誌{J−Bスタイル」の連載「小さな鉄道」では高知県のごめんなはり線沿線を漫遊。町そのものが骨董品の赤岡で出会ったマシロのおばちゃん、強烈そのものでした。

神奈川新聞の連載「かながわ鉄道遠足」では、新緑の鎌倉と・・
神奈川県最高所の「駅」、箱根駒ヶ岳ロープウェー山頂駅を取材。

このほか朝日新聞社「歴史でめぐる鉄道全路線No43」では土讃線を担当。
イカロス出版の「月刊エアライン7月号」では「YS−11」を、
新潮社の「日本鉄道旅行歴史地図帳」では「鉄道人国記」をちょこっと書いています。

長い旅
 先日、東急電車であざみ野から渋谷に乗ったとき
渋谷駅のホームで携帯電話がないことに気がついた。
どうやら座席に置き忘れた模様、
さっそく東急・東京メトロ・そして念のため線路がつながっている
東武鉄道の遺失物サービスに連絡
やがて待つこと2時間あまり・・

18時を回ったころ
連絡先に借りていた友人の携帯が鳴った
「お客様の携帯がみつかりました!、よかったですね」
と東武鉄道の係から電話
ほっとしたのもつかの間
「携帯電話は南栗橋駅で保管しています」とか
「南栗橋!」
一瞬同席していた男たちからどよめきが

我が携帯は渋谷からそのまま東京メトロ線を走り
北千住から東武伊勢崎線に入って、ひたすら北上
竹の塚、草加、越谷、春日部という日光街道の宿場町を疾走し
ついには東武動物公園から東武日光線に入って
東京から半径50km圏を脱し
栃木県境まで直線距離にして約1000mという
南栗橋駅にまで達したのである。

その間、何度か自分の携帯に電話をかけると
健気にも「通話を差し控えなければいけないところにいます」
というメッセージを送り返してくる。
まるで惑星探査衛星のようではないか

さっそく回収に行こうと乗りかえ案内をみると、
渋谷からJR新宿湘南ライナーで栗橋に出て
そこから東武で一駅戻れ、との表示

それから1時間30分後・・・・
東武日光線、栗橋駅ホームで電車を待っていた。
これは通過する東武特急スペーシア

線路を接するJR東北本線には
寝台特急「北斗星」も往くではないか

ちなみに走り行く新宿湘南ライナーの手前には
東武とJRを繋ぐ渡り線があり、
新宿〜東武日光を結ぶ相互乗り入れ特急「日光号」は
ここを使って乗り入れを行うのだ。

渋谷駅から2時間あまり、ようやくたどり着いた南栗橋駅は
意外にもでっかいホームの駅だった。

でも、遺失物が保管されているのは下り線ホームの末端にある
この「駅長室」、外ではカエルがケロケロ鳴いている寂しい場所。
事務所の箱の中には傘を筆頭に忘れ物の山だった。

せっかく来たんだし、と思って南栗橋駅頭に出ると
店などは一軒もなく
雨がしょぼしょぼ降る広大な駅前が
ここから東に約1kmで旧利根川、その先は茨城県五霞町だ。

しかも駅前に1日クルマ停めても300円だと!
いつも東急電車に乗ると「南栗橋行き」がやってくるので
かねがね興味はあったのだが、思わぬところで
行くことができた。
それにしても24時間300円。
なんとなく「世界の果てを見た」ような気持ちだった。

ともあれ、地下鉄半蔵門線北行き電車での忘れ物には
くれぐれもご注意を。
















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